この度『平成30年度新進芸術家海外研修制度』に選定して頂き、イギリス(ロンドン)にて1年間の研修をさせて頂けることが決まりました。
この派遣制度は文化庁が主催しており、美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術など、芸術家への実践的な研修に従事する機会が提供されています。研修員は年間数百万という助成金を受け、学び得た技術や知識を日本に持ち帰るという責務を担います。
この制度に応募をしたのは、社会人1年目にあたる去年8月。まさか1度の応募で選定して頂けるとは思っておらず、正式に決まったとのご連絡を頂いてからは、私にこの責務が務まるのかと不安が募る日々です。しかし、ここに至るまでに、私は沢山の方に助けて頂きました。研修先との受入交渉や、今とても厳しくなっているイギリスのビザの取得、前に進めずもがいていると、必ずどなたかが手を差し伸べて導いて下さいました。これから先、誰かがその手を出してくれるだろうと甘えて、自ら行動を起こさずにいるなんて、そんな気持ちは持っていないけど、何かやり遂げたいという強い気持ちを持って行動を起こしていれば、どうにかその壁は乗り越えられるようにと出来ていると信じています。お力添えくださった皆様、応援してくださる皆様、そして自分のために、やるしかないという状況。今の自分にできることを、きちんと見極め最善を尽くして参ります。
出発は今年の9月になりそうです。4.5.6.7.8月と残すところ5ヶ月を切りました。一度、出国したら1年間は日本に戻りません。実りある1年を過ごせるように努めてまいります。
引き続き、応援のほど、何卒よろしくお願い致します。
江上万絢
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